中性子非弾性散乱の解析には非弾性散乱条件 (ki (or kf); Q, E) での測定点における吸収補正係数を求める必要があります。ずっと昔、まだ学生だった頃門脇先生に頂いた吸収補正コードを少しずつ改良して今まで使用しています。
基本的には、サンプル形状を円柱、平面、円錐の組み合わせで近似し、そのサンプルに対する Q,E 位置での吸収係数を (与えられた ki or kfに対して) 計算します。線吸収係数として、mu_abs (at 2200m/s)を与えます。Incoherent scattering も吸収と似た効果を与えますので、sigma_inc から求めた mu_inc も同様に与えます。
詳細は後ほど。取り急ぎ、昔の手書きメモを幾つかアップしておきます。
> g77 -o abs abs.f (もしくは gfortran 等) > abs < inputfile.dat
V sample absrption (2f plane) at 4G 0.366 0.366 1.0 1.0 90 -2.67 -0.6 0.6 100 -0.6 0.6 100 -0.5 0.5 100 2 1 1 0 0 -1 -0.5 0 0 1 -0.5 0 0 0 0 0 1 0.5 0 0 -0.5 0 0 1 1.0 2 0 0 1 0 0 end